2016年9月27日 (火)

ご報告 座間市議会議員選挙を終えて

久しぶりのブログ更新です。

選挙期間中は、別にあえて控えていたわけでもなく、ただただ「時間がない」「書き込む時間があったら寝たい」そんな理由で、更新はできませんでした。(フェイスブックだけは、毎日写真だけはあげていましたが) そんなことで、私のブログだけをご覧の方には申し訳ありませんでしたが、どうかご容赦ください。

さて、選挙結果の方はもうみなさんご承知だと思いますが、念のため下の画像のような結果でした。(PC版でご覧の方は画像をクリックすると拡大されます)

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私の選挙期間中の活動は、きわめてオーソドックスで、朝の駅立ちから始まって一日中街角で「辻説法」を行い、夜は再び駅頭で帰宅する方々へ握手でごあいさつと対話。これの繰り返しです。

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そして演説で心がけているのは、必ず「一人」に話しかけるつもりでやっています。それは、人が多く流れていくような場所でも、昼間の住宅街で人っ子一人目の前にはいない時でも。同じ内容を話しても、「一人」に話すようにすると、伝えようとする心がこもります。ましてや、ほんとうに目の前に立ち止まって聞いてくれる人がいる場合、なおさらです。

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上の写真は、団地前での演説ですが、何軒かベランダにわざわざ出てきていただき演説を聞いてくれると、当然ながら話しに熱がこもります。

このように定番の選挙スタイルですが、今回の選挙では「お初」がいくつかありました。

まず、私自身の選挙は、市議選が6回目、あと県議選が1回(残念ながら落選)と7回やっているのですが、初めて選挙カーに乗りました。これまでは選挙カーの前を私が三輪バイクに乗って走るというスタイルでしたが、もう50代も後半ですから反射神経も若い時と比べると鈍っていることは間違いありません。そう思って初めて助手席に乗ったのですが、これがまた、良いものですね。何が良いかといえば、運転していないので周りの交通環境に神経を使うことなく、さらに最大のメリットは「視野」が広がること。

バイクと比べて手を振ってくれる人、注目してくれている人を見つけやすいということ。ですから、その後のダッシュ(まあ現在は「小走り」程度ですが)の反応も早くなるのです。

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二つ目の「お初」は、選挙期間中とにかく雨、雨、雨・・・・。降らない日は一日もありませんでした。はじめは嫌でしたが、不思議なものでだんだん「慣れて」きます。途中からは「雨でもなんでも来い!」って感じに。まあ、私も自分の選挙以外にもいろんな選挙にかかわってきましたが、こんなの初めて。気候変動の影響でしょうか?日本の四季がなくなって、雨季と乾季になってしまうんでしょうか。

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三つ目の「お初」は、初めて立候補届出番号(=ポスター掲示板番号)が、「1番」だったこと。しかも、この業界筋の方はご承知だと思いますが、届出順を決める抽選(くじ引き)は「予備くじ」「本くじ」と2回行われます。今回私は、「予備くじ1番」「本くじ1番」だったとのことですから、立候補者が26名ですから、確率は1/676? すごい確率です。

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最後に、これは「お初」ではなかったのですが、今回の選挙では今まで以上にいろんな方々に支えていただきました。地域の方々、山本太郎さんと彼のボランティアの方々、三宅洋平選挙で知り合った仲間たち、そして周辺市の志を同じくする無所属市民派議員とその仲間たちと。ただただ感謝です。

新たなスタートとなりますが、今回の選挙で訴えたとおり「行政をチェックし、市民のための政策を実現する 当たり前の議会」「未来の希望の持てる政治」、これを実現するために全力でがんばります。

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2016年7月14日 (木)

未来に希望の持てる選挙 参院東京選挙区三宅洋平

久しぶりのブログ更新となりました。理由は、わかる方はおわかりでしょうが、参議院選挙。6月22日公示日は、一部事務組合である高座清掃施設組合議会の臨時会があったため、その日の夜から7月10日の投開票日まで張り付きの応援。

私が応援したのは、選挙直前にこのブログで紹介した参議院東京選挙区 三宅洋平候補。

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残念ながら当選を果たすことはできませんでしたが、今回の三宅洋平の選挙は、間違いなく日本の選挙史上においてもいろんな意味で、画期をなすものだったのではないかと思っています。選挙戦の様子は、ネット上で数多く発信されていますので、ご覧になっていただければおわかりになると思います。

参考までに

・三宅洋平オフィシャルサイト http://miyake-yohei.com
・Spotlight 「再生回数24万回突破!!真実を語るミュージシャン三宅洋平の選挙フェス が日本の政治に大ムーブメントを巻き起こす」

http://next.spotlight-media.jp/article/298063114146123767
・毎日新聞 特集ワイド http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160713/dde/012/010/003000c

【選挙戦最終日(7/9)】

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私自身も、これまでいろんなボランティア選挙に参加してきましたが、ボランティアの数、カンパの額、選挙フェス(昔ながらの言葉で言えば「街頭演説」)の参加者、どれをとっても最大級のもの。特に、参加者多くがこれまで選挙戦の現場ではその姿を見ることができなかった20代、30代の若者たち。(50代の私なんかは、ほぼロートル扱い)

今回の三宅洋平の選挙戦で、3年前の山本太郎選挙(同じく参院東京選挙区)に引き続き、若者たちの押しとどめられていたエネルギーがさらに解放されたという感覚を持ちました。

選挙戦の前半は、選挙フェスに参加している人々は圧倒的に若者でしたが、中盤から後半にかけては50代以上の中高年の参加者も見受けられました。何人かの人々に「なぜ、参加したのか」を聞いてみると、返ってきた答えは、(年代は私のあくまでも推定)

「山梨の娘から電話がかかってきて、一度見てほしいと言われた」(70代女性)
「息子からYouTubeの動画を見せられた。直接聞いてみたいと思った」(60代女性)
「姪っ子から話を聞かされた。本人の話を直接聞いてみたかった」(50代男性)
etc

けっこう、若者たちが親の世代に働きかけていたことがわかりました。おそらく、初めて友達や親や親せきに選挙のことを話した若者たちが多かったことでしょう。投票率の高い団塊世代にとっては「無名の新人」である三宅洋平のことを、選挙フェスやボランティアに参加した若者たちは、「果敢に」働きかけをしたのでしょうが、その量的な規模の現状が今回の得票数=25万7000票余りということことなのかもしれません。

しかし、この若者たちの行動の「のびしろ」は、まだまだというか、ある種「無限」のように感じられます。そういった意味で、「未来に希望が持てる選挙」だったというのが、私の率直な感想です。

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2016年6月20日 (月)

三宅洋平メッセージムービー

6月22日公示の参議院東京選挙区に立候補を表明した三宅洋平さんのメッセージムービーです。

三宅洋平オフィシャルサイト
http://miyake-yohei.com

ぜひ、ご覧になってみてください。

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2015年11月17日 (火)

海老名市議会議員選挙

告示前に、このブログでも紹介しました海老名市議会議員選挙の吉田みな子さん(31歳・無所属)、初当選を果たしました。

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選挙直前に海老名駅西口に大型商業施設「ららぽーと」がオープンしましたが、駅周辺の再開発事業や土地区画整理事業に多額の税金を投入してきた海老名市政。吉田みな子さんは、「開発偏重から生活重視の市政へ」と、保育士の経験を活かし、子育て支援や地域密着型の介護を訴えての当選。選挙戦も同世代の若者たちが中心となって支えていました。

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市長選挙は大型開発を進めてきた現職が4期目の当選となりましたが、その手法や姿勢に批判があることも事実のようです。首長と議会という二元代表制からしても議会側の存在感が問われるところでしょう。吉田さんには、ぜひ頑張ってもらいたいものです。

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2015年10月29日 (木)

海老名市議会議員選挙

11月15日投票の海老名市議会議員選挙に、吉田みな子さんが挑戦します。

吉田みな子さんは、31歳。これまで保育士として働きながら、様々な市民活動や市民派議員の選挙に参加してきました。

海老名市では、私の仲間でもある奥村しょうけん議員が3期市議を務めてきましたが、今回で市議は引退し、彼のライフワークでもある福祉・教育の現場に戻り、市議の活動は吉田みな子さんにバトンタッチとなります。

今日(10/29)、海老名駅西口に「ららぽーと」がオープンしますが、海老名市は東口は「ビナウォーク」を中心とした再開発、西口は土地区画整理事業と、巨額の税金を投入して都市開発を進めてきました。また、市立図書館の運営をTSUTAYAに指定管理(正確にはTSUTAYAの運営会社であるカルチャア・コンビニエンス・クラブですが)させるなど公共サービスの民間企業への委託を推し進めてきました。

こうした市政のあり方が問われる選挙となりますが、吉田みな子さんは、

■開発偏重から生活重視の市政へ

■支え合って介護できる街に

■子育てにやさいい街に

■障がいがあっても安心して暮らせる街に

と訴えています。

彼女の挑戦を私も微力ながら応援するつもりです。

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2015年6月25日 (木)

7月12日は厚木市議会議員選挙

7月12日投開票の厚木市議会議員選挙、私の友人関係では2名の方が立候補を予定しています。

一人は、なら握(ならにぎる)さん。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~nigiru9/top.htm

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1987年25歳で初当選、現在7期目。でもまだ、53歳、働き盛りです。初挑戦の時から応援に入っていますから、もうずいぶん古いおつきあいです。

もう一人は、高田まさのり(たかだまさのり)君。
https://www.facebook.com/asmile.takada?ref=profile

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今回が初挑戦の27歳。「若い力で街おこし」と訴えています。TPP反対集会などでも御一緒しました。

ぜひ、ご注目ください。

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2015年4月27日 (月)

激動の4月 統一地方選終わる

久しぶりの更新です。

いや~、激動の4月でした。4月3日~12日は統一地方選前半戦(道県知事選、県議選、政令市市議選)、続いて1週間のインターバルをおいて4月19日~26日は後半戦(一般市議選、町村議選)。自分の市議選は来年9月なので、近隣市の同じ志を持つ仲間の応援に張り付く毎日でした。

前半戦で私が応援に入ったのは、相模原市議選(南区)の長谷川くみ子さん。

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定数18名の選挙区ですが、立候補者29人中11位3708票で当選。私も毎日宣伝カーに乗っての応援でしたが、この期間は、とにかく雨、雨、雨の選挙戦。たしか期間中晴れだったのは2~3日だったんじゃないでしょうか。

2番目の写真は、めずらしく晴れたの午前中、相模川沿いの「芝さくらまつり」の会場にお邪魔した時のもの。長谷川さんがダウンジャケットを着ているのを見ても分かるように、晴れているものの冬のような条件下での選挙戦。

「人によりそい、支え合う市政へ」を訴え、一貫してお一人お一人と「対話」をしながらの選挙戦でした。

後半戦は、大和市議選の石田ゆたか君。

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つい1年前まで、イタリアンのレストランで働いていた31歳の若者。定数28名で、立候補者36人中28位1299票でギリギリ当選。

実は私、開票会場である大和市スポーツセンターまで行って、開票作業を見ていたのですが、24時段階で1200票で、石田君ともう一人が並ぶという状況。もう、他には誰も見学者がいない会場で、数人の陣営の仲間たちと、「残票」が置かれるのを目をこらしながら、見ていました。2番目の写真は、おそらくこの決定的瞬間をとても見れないということなのでしょう、一人、公式発表のボードの前にたたずんでいた石田君です。

なんとか、ギリギリでの当選となりましたが、この勝利、誰か一人の力でも欠けていればなかったということですから、ある意味でここからが、彼のスタートとも言えるでしょう。

何はともあれ、応援した候補者が当選するというのは、当たり前ですがうれしいもの。お二人ともお隣の市の議員ですから、今後も連携をしっかりとりながら、私も頑張ってまいります。

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2014年12月 3日 (水)

アベノミクス 「別の道」とは

昨日から、衆議院選挙が始まりました。

「アベちゃんのアベちゃんによるアベちゃん(延命)のための解散・総選挙」だということは、すでに周知の事実ですが、アベちゃん流の「名目」は、当初から微妙に変わっています。

11月18日の解散を表明した記者会見では、

「消費税の引き上げを18カ月延期すべきであるということ、そして平成29年4月には確実に10%へ消費税を引き上げる」ということについて、「国民経済にとって重い重い決断をする以上、速やかに国民に信を問うべきである。そう決心いたしました」

と、消費税10%増税の延期と2017年4月の10%増税について国民の信を問うというものだったのですが、11月21日の衆議院解散後の記者会見では、

「この解散は、『アベノミクス解散』であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります」

と、消費増税をめぐるものからアベノミクスを問う選挙に。

また、

「私は、今回の選挙戦を通じて、私たちの経済政策が間違っているのか、正しいのか、本当に他に選択肢はあるのか、国民の皆様に伺いたいと思います」

と「他に道はあるのか」とすごんでいます。

安倍首相や自民党が、「どうだ!」と言わんばかりの「アベノミクスの成果」は自民党の公約を見ると

雇用100万人増加
賃金 賃上げ率過去15年で最高(2.07%)

などいったものですが、これも数字のトリック、中身をみると

「確かに表面上の数字はこの通りだが、実態となると異なる。雇用の改善で増えたのは非正規雇用ばかりで正社員は減少した」

「給料は増えたが、それ以上に物価が上昇しているため、物価上昇分を差し引いた実質賃金は九月まで十五カ月連続で前年同月を下回った

アベノミクスの正体は、低賃金の労働者を大量に増やすとともに、雇用と給与が安定した中間層の実質的な収入をも押し下げたということだ

(11/24東京新聞社説)

要は、アベノミクスは、

「富める者が富めば、富の滴が下層に落ちる」はず?!

というもの。

そんなことはあり得ないということは、多くの人々が実感していることと思いますが、では、「他に道はあるのか?」とすごまれた野党は、どんな対案を示しているかというと、これがどうも・・・・・・。

民主党は「厚く、豊かな中間層を復活させる」とマニフェストに書いていますが、それを実現する具体策がありません。

維新の党は、「消費税増税法の景気条項を削除することに反対。マイナンバー制度を前提に、低所得者対策となる給付付き税額控除を実現」 他には「エコ住宅減税、贈与税非課税制度を創設」ぐらいなもの。

共産党も「消費税10%中止」とは言うもの、「消費税にたよらない別の道――• <1>富裕層や大企業への優遇をあらため、「能力に応じた負担」の原則をつらぬく税制改革  <2>大企業の内部留保の一部を活用し、国民の所得を増やす経済改革で、税収増」と、いかにして庶民の懐を温めるのかという具体策は見当たりません。

先に引用しました東京新聞社説では、

経済政策で今、問われるのは、デフレからの脱却であり経済の再生であるのは言をまたないが、そのために国民や働く人が不幸になったのでは本末転倒である。富める者よりも、まず低所得者や、障害者ら社会的弱者が先に潤う道があっていい。

とありますが、不思議なことに今回の選挙で、アベノミクスに対する批判はあるものの、アベノミクスの「別の道」というならば、

「圧倒的多数の国民の懐が潤い、個人消費が活性化し、景気回復、税収増へつながる好循環」

を実現する方策が、どの野党からも提案されていないのです。

ごく一部の富裕層ではなく、99%の人々の懐を温めるために政治ができる方策は、減税、特に消費減税しかありません。1989年消費税導入以来、さらに1997年の5%への増税、2014年の8%への増税と繰り返されるごとに、景気、個人消費に対して深刻なダメージを与えているのに、だれも消費減税についてふれないというのはどういうことなのでしょうか。

アベノミクスのまやかしが、明らかになりつつある今、「別の道」の具体策が問われています。

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2014年11月17日 (月)

沖縄県知事選 翁長氏が勝利。今後の焦点は「埋立承認」の取り消し。

昨日の沖縄県知事選では、「辺野古新基地建設ノー」を掲げた翁長氏が当選しました。今回の県知事選には、4人の候補者が立候補されていましたが、辺野古新基地建設に関するそれぞれの主張の以下のとおり。

翁長雄志氏(前那覇市長):辺野古新基地建設反対

仲井真弘多氏(前沖縄県知事):普天間基地の辺野古移設推進

下地幹郎氏(前衆議院議員):県民投票で決着を

喜納昌吉氏(前参議院議員):前知事が行った辺野古埋立承認の取り消し

(なお、それぞれの政治スタンスについては、この記事が興味深いhttp://politas.jp/articles/180

翁長氏が勝利したことにより、焦点は「どのようにして新基地建設を阻止するのか」ということになります。翁長氏は、喜納氏が主張した「埋立承認の取り消し」について明言はせず、そのスタンスは、「瑕疵があれば、取り消しも視野にいれて」というもの。

これに対し、政府は「埋立承認がある限り、粛々と工事を進めている。知事選で移設反対の候補が勝っても、工事に影響はない」(菅官房長官)としています。

翁長新知事が就任するのは、12月10日。新知事は、前知事が行った「埋立承認」を取り消すのどうかと、もう一つ防衛省が申請している辺野古埋立工事の一部変更を「承認」するのかどうかという判断が問われることになります。(「一部変更」申請は、稲嶺名護市長が辺野古移設反対のため、市に関わる手続きをなしに工事を進めるため)

また、可能性としては前知事の仲井真氏が、12月10日の任期切れ直前に「一部変更」申請を承認してしまうこともあり得ます。

政府・防衛省のスケジュールでは、辺野古の本格的な埋立工事が始まるのは来年3月。翁長新知事は、就任早々、この二つの重要な判断を迫られることになるわけです。

いずれにせよ、翁長新知事から「辺野古新基地建設反対の立場は貫いたが、残念ながら工事は止められなかった」というようなコメントを聞かされることだけはないよう願うものです。

<参考>
翁長氏、早期に上京、訪米へ 「承認撤回あり得る」 (琉球新報 11/17付)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-234627-storytopic-3.html

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2014年10月31日 (金)

沖縄知事選に思うこと

昨日から沖縄知事選挙が始まりました。最大の争点は、やはり辺野古新基地建設問題。各立候補者のこの問題に対する考えは、以下のとおり。

http://www.asahi.com/articles/ASGBW5D4WGBWTPOB007.html

一方、「政府広報紙」として名高い読売新聞の社説では、

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20141030-OYT1T50132.html

不思議なことに読売新聞は、自民党推薦候補である仲井真氏の最大の対抗馬とされている翁長氏の「辺野古移設反対」の主張についての批判はなく、「辺野古埋立承認の撤回・取り消し」を訴える喜納氏に対しては、「法律には承認撤回の規定はない」と釘を刺しています。

では、この辺野古新基地建設に関する沖縄県知事の埋め立て承認について振り返ってみると、昨年12月末、今年1月の名護市長選を前にして仲井真知事は、これまでの公約=「普天基地の県外移設」を破り、辺野古埋立申請を「承認」しました。

そしてこの「承認」に基づいて、防衛省は辺野古新基地建設の工事に着手しました。こうした中、今年9月10日菅官房長官は、沖縄知事選と辺野古新基地建設について次のような発言をしています。

「仲井真知事による辺野古の埋め立て承認、これが全てである」
「埋立承認がある限り、粛々と工事を進めている。この問題は過去の問題だ」
「知事選で移設反対の候補が勝っても、工事に影響はない」

これは、11月16日の沖縄知事選において、「辺野古移設反対」の知事が誕生したとしても基地建設は強行するという強い意思を表明したものですが、はからずも政府が工事を強行するあるいは正当化する根拠を明確に示す形となりました。

それは、「埋立承認がある限り」という言葉。逆説的に言えば、埋立承認が撤回あるいは取り消しされれば、政府は工事を強行する根拠を失うということです。

一方、菅官房長官の会見から3日後の9月13日、「辺野古移設反対」を訴える翁長前那覇市長が知事選出馬会見を行いましたが、埋立承認の「撤回・取り消し」については名言せず、その後「あらゆる手段を講じて辺野古移設に反対する」または「撤回・取り消しも視野にいれて対応する」というスタンスを示しています。

翁長氏は、前回知事選では仲井真氏の選対本部長。仲井真氏が、「県外移設」という公約を破り辺野古移設推進となったことにより袂を分かち、自民党から除名された那覇市議ら保守系から、社民党、沖縄社会大衆党、共産党などの「革新」勢力までのいわゆる「オール沖縄」で、今回の知事選に臨んでおり、この「埋立承認の撤回・取り消し」問題は、いわば「妥協の産物」、名言しないということが「一致点」となっているようです。

翁長氏も「オール沖縄」について、「腹八分、腹六分がちょうどよい」と発言されておりますが、一方で、「この問題を詰めるな。あいまいにした方が良い」とタブー視する風潮もあるようです。

では、なぜ翁長陣営が埋立承認の撤回・取り消しを名言しないのか?

予想されることは二つ。一つは、行政法上埋立承認の撤回・取り消しが可能かどうかという問題。二つ目は、撤回・取り消しを行うことについて、政治的にどうしても拒否したい勢力がいるということ。

まず、埋立承認という知事の行政処分の撤回・取り消しが可能か、と言う点。法的な理解としては、以下のようになるようです。

撤回=手続きに特段の瑕疵(本来あるべき要件が欠けていること)はないがその効力を持続させるべきでない理由が見つかったり新たに発生した場合。

取り消し=手続きに重大な瑕疵があると立証できる場合。

仲井真氏が知事として行った公有水面埋立承認処分は、公有水面埋立法と環境影響評価法に基づくもの。公有水面埋立法では、

(1)国土利用上、適正かつ合理的であること
(2)その埋立が環境保全及び災害防止について十分配慮されたものであること
(3)埋立地の用途が土地利用または環境保全に関する国または地方公共団体の法律に基づく計画に違背しないこと

など6項目の条件に合致しない限り「免許を出してはならない」(第4条)と定められています。

では、

(1)について、新基地建設が「国土利用上、適正かつ合理的」であるのか。
(2)について、県知事意見書は「環境の保全を図ることは不可能」としているが、「十分配慮」されているのか。
(3)について、沖縄県や名護市などの総合計画との齟齬はないのか。

等々、承認手続きの瑕疵をめぐっての論点は充分にあり、その立証も可能ではないかと思います。したがって、「可能かどうか」というより、仲井真氏の「承認」がおかしいと思うならば、(政治的道義的にはいうまでもないことですが)法的にも、瑕疵を認め、取り消しをする意思があるかどうかという問題だと私は思います。

となると、本当の理由は二番目の理由。すなわち、どうしても撤回・取り消しを政治的に拒否したい勢力が存在する、あるいはそれを許容する人々がいるということが、実際ではないでしょうか。

沖縄県民に対する仲井真氏の裏切り、これはもう明確になりました。では、新知事にこの二の舞を演じさせないようにするためにも、辺野古新基地建設を阻止する具体的な方策=知事権限の行使=埋立承認の撤回・取り消しを求める候補者の当選を期待するものです。

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