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2025年2月28日 (金)

総括質疑のご報告 水道料金の値上げをめぐって

先週220日に行いました私の総括質疑のご報告です。会派に属さない議員の総括質疑時間は15分(質疑のみ答弁を含まず)しかありませんので、今回は水道料金の値上げに関することだけに絞りました。

 

2025年2月 総括質疑 水道料金の値上げについて - おきなが明久レポート

 

主に、今回の水道料金改定にあたって、上下水道局が公営企業審議会へ提出した「水道事業会計シミュレーション」(現行料金のままだとこのような状態になるという推計)をめぐって質疑を行いました。というのは、このシミュレーションの数値に妥当性があるかどうかで、値上げの正当性が問われてくるからです。

 

この質疑においては、シミュレーションに示された数値の算定根拠については、説得力あるものとは言えない状態。実は、本日の一般質問においても引き続き質問したのですが、時間がなく、一往復(質問・答弁)しかできず、続きは都市環境常任委員会での議論になります。常任委員会の審査で、引き続き質していきたいと思っています。

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2025年2月 5日 (水)

日本の民主主義の生みの親

本日は、座間市基地返還等市民連絡協議会の基地視察で、米海軍厚木基地へ。議員になって以降、厚木基地へは少なくとも10回以上訪れていますが、今回、新しい「発見」と言いますか、驚きのものを見ました。

 

それは、これ。

 

 

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厚木基地の正門入ってすぐに、マッカーサーパークというのがあって、おなじみのコーンパイプをくわえたマッカーサーの像があるのですが、その像の台に書かれている文言。

 

「日本の民主主義の生みの親マッカーサー」

 

まあ、びっくりしました。一体誰がこの文言を記したのでしょうかねえ。私の推測は、実は日本側ではないか、ということ。米軍の占領下で、それまでは「天皇主義者」であった者が一夜にして「民主主義者」へ「変身」しました。そうした当時の支配層の自己防衛的なマインドの象徴的な文言だと思うからです。

 

日本の戦後民主主義は、GHQによる「上からの民主化」と言われていますが、戦後直後の占領政策では、日本国憲法や女性参政権、労働三権など民主的側面があったことは間違いないでしょう。しかし、朝鮮戦争を前後して2/1ゼネスト中止命令など占領政策における反動的側面があらわになり、下からの民主化運動を押さえつけようとしたのも事実。

 

日本の近代史の中では、自由民権運動や大正デモクラシー、そして戦後民主化運動と、脈々と、名もなき民衆による「下からの民主主義」=民主主義運動が続いていたことを忘れてはなりません。私はこうした民主主義運動こそ、「日本の民主主義の生みの親」だと思います。

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