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2019年1月27日 (日)

ウソの統計と賃上げ偽装の関係

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」におけるウソの数値を公表し続けてきたことについては、まさに「唖然とする」としか言いようがありません。政府が発表している56の基幹統計のうち、22の調査に何らかの問題があったとのこと。「国家の信頼」を根底から揺るがずようなものと言っても過言ではありません。

そのデタラメな実態が徐々に明らかになりつつありますが、私の住む神奈川13区選出の甘利明衆議院議員の公式サイトにこんな記事がありました。

「14年前からこの方式が取られていたということですので、民主党政権の3年間も含めて内閣はそのことに気づいていなかったわけです。ただし、このことが明るみに出るきっかけは安倍内閣が全ての政府統計の正確性を検証し、より正確な政府統計データを作るべきだと提唱し、諮問会議でも麻生財務大臣から提言がなされたことを受けて調査した結果、発覚したということですから、そこは事実関係をしっかり認識すべきです。」

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この文章の趣旨としては、「民主党政権でも気づいてなかったでしょ」という「ジャブ」と、決めの「ストレート」は、「安倍政権下だからこそ発覚した」。具体的には「麻生財務大臣から提言がきっかけ」というもの。

甘利氏がいう「諮問会議での麻生財務大臣からの提言」というのは、おそらく2015年10月16日の経済財政諮問会議。具体的には、

「毎月勤労統計については、企業サンプルの入替え時には変動があるということもよく指摘をされている。(中略) ぜひ具体的な改善方策を早急に検討していただきたいとお願いを申し上げる。」

というもの。どういうことかと言えば、

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要するに、調査にあたっての事業所サンプルを入れ替えるたびに、過去に遡ってデータを修正すると既に公表した賃金の伸び率が下がってしまうということ。これでは、アベノミクスにとって致命的となります。

そして、その後厚労省は、サンプルを入れ替えても過去に遡ってデータを改定することを止めました。さらに、サンプル入れ替えを給料の高い事業所にすると当然ながら、伸び率は跳ね上がります。

さらに、今回発覚した勤労統計の改ざんを補正する「3倍補正」を、2018年1月からこっそりやっていましたから、さらに、さらに伸び率は跳ね上げります。

こうして、2018年「6月の名目賃金3.6%増 21年ぶりの高い伸び率」がまさに「演出」されたわけです。(多くの市民の方が「実感」がないのは当然)
https://www.asahi.com/articles/ASL8666S0L86ULFA02R.html

この名目賃金「3.6%増」は「速報値」、「確定値」は「3.3%」。さらに今回ばれた「3倍補正」分を以前のデータに適用すると「2.8%」。さらに事業所サンプル入れ替え時の遡及補正すると「1.4%」となり、2倍以上のひらきがあることになるのです。また、名目賃金「1.4%増」が正しいとすれば、物価上昇分を差し引いた実質賃金は、おそらくマイナスでしょう。

厚生労働省は、一応、遡及改定していないものを「公表値」。遡及改定したものを「参考値」としてしていますが、公表値は算出方法の違うデータを比較したものなので,ウソの数字。(数学の嫌いな中3のうちの娘だってわかります)

麻生氏の「提言」は、果たして「正確な政府統計データをつくるため」だったのでしょうか? 実際は、「アベノミクスの効果による賃上げ」演出だったということではありませんか。

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2019年1月17日 (木)

市政報告会のご案内

「おきなが明久市政報告会 タウンミーティング2019・冬」を2月11日(祝、月)に開催します。

みなさんのご参加をお待ちしております。

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2019年1月14日 (月)

おきなが明久レポートNO110

おきなが明久レポートNO110を発行しました。

今回の紙面は、

1面:「座間市は家庭系ごみの有料化はしません 座間市議会が全会一致で決議」

2面:1面の続き、「戸籍情報と個人番号のひもづけは必要なの?!」

3面:「小田急相模原駅前再開発ビルに市民交流プラザ 不透明な指定管理料の上限設定」

4面:「都市計画道路広野大塚線の早期整備を求める陳情について思うこと」「子育て支援センター条例に修正案提出」

というものです。ご覧いただき、ぜひみなさんのご意見をお寄せください。

<1.4面>
No11014


<2.3面>
No11023

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2019年1月 7日 (月)

コミュニティカフェ

昨日から私も本格的に仕事始め。今日は、議会報告のレポートの仕上げ。1月10日ごろに発行予定です。

さて、1月は賀詞交歓会や新年会が開かれ、多くの議員さんたちは多忙を極めていることでしょう。こういう行事にはあまり参加をしない私でさえもいくつか予定が入っていますが、5日に参加した新年会は、「会場」がたいそう興味深かったですね。

場所は、田園都市線たまプラーザ駅のすぐ近くにある「3丁目カフェ」というところ。

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いわゆる「コミュニティカフェ」です。経営されている方にお話を伺ったところ、週2回の通常のカフェの営業の他は、地域の方々や様々な活動団体が、このスペースを利用してライブやワークショップなどの予定が目白押し。まさに地域文化の発信拠点という感じです。

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さらにおもしろいなと思ったのは、「モノの図書館」。下の写真のようにいろんなものを手軽の借りることができるというもの。「不用品交換」は昔からありますが、「モノの図書館」という発想がなかなか斬新でした。

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店内はこんな感じ。

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ちょうど、座間市では小田急相模原駅前の再開発ビルに「市立市民交流プラザ」というコミュニティカフェを開設(2019年12月)しようとしているところですから、興味深くお話を伺いましたが、「成功の秘訣は?」という私の問いに対して答えは、

「行政主導ではなく、市民主導でやること」

という当たり前といえば当たり前のこと。ここは、いろいろと規制がかけられる行政からの補助金はもらわずに、資金的にも自前で運営しているとのこと。

さて、翻って座間市のコミュニティカフェ、指定管理者制度を導入して民間事業者に管理・運営を委ねるものですが、どういった事業者となるのか、運営にあたって「市民参加」はどのようになるのか、今後の注目点となるでしょう。

座間市の担当職員のみなさんも、一度行って見てみるといいんじゃないでしょうか。

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