« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015年2月28日 (土)

エアコンはインフルエンザ予防に有効?

昨日は、市議会総括質疑。座間市議会の場合、総括質疑は会派代表者に限られていますので、会派に所属しない議員である私は質疑をすることができません。よって他の議員と市長はじめ当局とのやりとりを聞く一日。

やりとりの中には、正直言って眠たくなるようなものもあれば、「おっ!」と思うようなものもあります。その中で、おもわず「え~?」と目がさめるようなものがありました。

ある議員さんが、過去3年間の本市のインフルエンザによる欠席者数や患者数の資料を示しながら、

2012年度 欠席者数838人 患者数1232人
2013年度 欠席者数542人 患者数737人
2014年度 欠席者数212人 患者数238人(2/17現在)

「昨年度は、市内小中学校の半分にエアコンが設置され、今年度は全校設置となった。エアコン設置によってインフルエンザにかかる子供たちが劇的に減った。その効果を教育長はどう考えるか?」

という趣旨の質疑。

小・中学校へのエアコン設置が、インフルエンザの発症数と疫学的にどういう因果関係にあるのか私にはわかりませんし、その議員さんもその根拠を示してはおられなかったのですが、答弁した教育長までが、

「いろんな要因があるでしょうが、私もエアコン設置がインフルエンザの発症数低下につながったと信じたい」

という趣旨の答弁。

一般的に言って、インフルエンザとエアコンとの関係については、

「ウイルスは比較的乾燥に強いことが知られています。また、乾燥状態が続くと、のどや気管支は防御機能が低下するため、インフルエンザウイルスによる感染が起こりやすくなります

「そのため、乾燥しやすくなる冬季にウイルスによる感染を防ぐ方法の一つとして、室内では加湿器を上手に利用し、適正な湿度(概ね相対湿度40%以上)を保つことが重要だと言われています」

「排気を屋内に出すファンヒーターや石油ストーブなどの開放型の暖房器具は燃焼により水蒸気が発生しますので、通常は加湿器による加湿量が少なくてすみます。しかし、一般的にエアコン、電気ストーブなどはまったく水蒸気が発生しないため使用時に加湿が必要となります」

「特定の用途に用いられる一定規模以上の建物については『建築物における衛生的環境の確保に関する法律』により、相対湿度は40%以上70%以下という管理基準が定められています」

(東京都健康安全センターHPより)

総額で確か15億円近くの事業費を投入し、小中学校の全教室にエアコンを設置し、既存の暖房装置を撤去したことについて、いかに事業的にすばらしかったのかということを言わんとするための質疑と答弁なのでしょうが、このやりとりには正直言ってびっくりしました。

ちなみに、小中学校エアコン設置事業に対する私の見解は以下のとおりでした。

「おきなが明久レポートブログ版 2013年9月第3回定例会討論 『小中学校へのエアコン設置は優先順位が高いのか』

http://d.hatena.ne.jp/okinagaakihisa/20130930/1380543034

| | トラックバック (0)

2015年2月23日 (月)

市長などの給与と議員報酬の引き上げ案が提案されます。

座間市議会第一回定例会に、常勤特別職=市長、副市長、教育長給与引き上げ、非常勤特別職=市議会議員の報酬引き上げに関する条例案が提出されます。

具体的には、現行の条例では、

市長:893,000円
副市長:721,000円
教育長:675,000円

(*教育長については、これまでは「常勤特別職の給与に関する条例」ではなく、「教育長の給与等に関する条例」に基づいてのものでしたが、安倍内閣のいわゆる「教育委員会改革」により、常勤特別職としての位置づけに変わります)

これが、「条例改正案」では、

市長:921,000円(+3.1% +28,000円)
副市長:744,000円(+3.2% +23,000円)
教育長:693,000円(+2.7% +18,000円)

市議会議員は、現行の条例では、

議長:522,000円
副議長:434,000円
議員:404,000円

これが「条例改正案」では、

議長:541,000円(+3.6% +19,000円)
副議長:450,000円(+3.7% +16,000円)
議員:41万9,000円(+3.7% +15,000円)

この「条例改正案」の内容は、座間市特別職報酬等審議会に市長が諮問し、審議会の答申に基づくものですが、答申書を読んでみても「様々な角度から慎重な審議を行い、結論を得たものである」とありますが、引き上げの理由、引き上げ率・額の根拠などは明示されておりません。

遠藤市長の就任は、2008年。それ以来市長は、

2008年12月~2012年3月までは、前星野市長と同様に10%カット

市長:803,000円
副市長:670,000円

2012年4月~2013年9月までは、座間市緊急財政対策本部を設置したこともあり、15%カット。

市長:759,000円
副市長:634,000円

2013年10月~2014年3月までは、震災復興財源の一部として国家公務員の給与削減が行われ、それに同調して地方公務員の給与削減を行ったこともあり、20%カット

市長:714,000円
副市長:598,000円

としていました。

実は、私は震災復興名目の地方公務員の給与削減が1年間で終了し、元の給与に戻ったことは承知しておりましたが、市長、副市長の給与も20%カット前の15%カットに戻ったものと思っていました。しかし、実際はそれを飛び越えて条例上の給与(市長893,000円、副市長721,000円)となっていたのです。

これまで星野前市長、遠藤現市長が、自主的に給与をカットしてきたのは、市の財政上の理由からですから、それを元に戻し、さらに引き上げるということは、財政上よくなったからということになるのでしょう。

確かにここ数年間、市の財源調整機能を果たす財政調整基金は、一時期底をつくような綱渡りの財政運営だったものを10億円以上確保するなど、数字的には「好転」していますが、それは国民健康保険料や下水道料金の値上げ、年少扶養控除廃止による子育て世帯への増税など市民への負担を強化した結果とも言うことができます。

こうした中での市長などの常勤特別職の給与、議員などの非常勤特別職の報酬を引き上げるということが適切なのかどうか、ということが今議会での論点となるでしょう。

一方で、市職員は昨年の人事院勧告に準拠して、給与は-1.84%引き下げられているわけですから、一般職職員との均衡を考えれると、市長などはアップ、一般職員はマイナスということは妥当なのかということにもなります。

アベノミクスによる格差拡大の広がる中、今春闘では、安倍政権は企業に対し賃上げを求めていますが、本市では、「賃上げは市長などの常勤特別職と非常勤特別職である議員だけ」ということになります。

一方で、特別職の給与・報酬のアップは、「1997年以来18年ぶり、今まで我慢してきたのだから」という声もあります。みなさんはどのようにお考えになるでしょうか。

(確かに来年は市長選、市議選ですから「その年に引き上げというわけにはいかない」ということでの今年のアップということなのでしょう)

| | トラックバック (0)

2015年2月19日 (木)

何をやっているのかわからない臨時給付金

今日は、1週間後から始まる市議会第一回定例会の議事運営を協議する議会運営委員会が開催され、議案書の配布と各部局ごとの議案の説明会が始まりました。明日も9:00~17:00まで昼休みを挟んで7コマ連続して行われます。この議案説明会、座間市議会の場合、かつては3日にわたって行われていましたが、最近は2日間。各部局1時間ですから、ほとんど当局からの説明だけに終わってしまうというかんじです。

今日は、環境経済部、消防本部、福祉部、特定政策推進室、秘書課、会計課、監査委員事務局、選挙管理委員会事務局の2014年度補正予算と2015年度当初予算の説明。

各部局ごとの事業予算については、いろいろとフックに引っかかるようなものがありますが、今日は一つだけご報告を。それは昨年に引き続き予算計上されている「臨時福祉給付金給付事業」「子育て世帯臨時特例給付事業」。「消費税引き上げ(5%→8%)の影響を緩和する」と称した給付金。

国の予算措置は以下のとおり。

Photo


Photo_2


昨年は、臨時福祉給付金は一人1万円、老齢基礎年金、障害基礎年金受給者などは1万5千円。子育て臨時給付金は児童一人あたり1万円で、座間市の場合、

臨時福祉給付金事業+子育て世帯臨時特例給付金事業
総給付額:4億1804万円
事務経費:8342万2千円

今年は、臨時福祉給付金は一人6千円。子育て臨時給付金は児童一人あたり3千円で、

総給付額:1億7584万8千円
事務経費:7014万円

事業費に対する事務経費の割合は、昨年が16.6%。今年は、なんと28.5%まで跳ね上がっています。特に子育て臨時給付金にいたっては、給付総額4984万8千円に対し事務経費が3355万9千円ですから、経費率は40.2%にもなります。

この事業費は、全額国庫負担ですが、昨年も指摘したとおり、一体何を何をやっているのかわからない予算措置です。

| | トラックバック (0)

2015年2月16日 (月)

「いきいき高齢者応援事業」のその後

以前(2014.9/17)このブログでも取り上げましたが、昨年9月議会の補正予算に計上された「いきいき高齢者応援事業」のその後について、ご報告と私の考えを述べておきます。

まず、事業内容ですが、議会提案時の福祉長寿課の説明では、

「健康で、一定期間介護保険サービスを利用しなかった85歳以上の高齢者に対し報償費を支出する(賞品と商品券またはシルバー人材センター利用券)」

これに対し私は、

①「介護保険サービスを利用しなかった」という基準では、たとえ要介護状態であったとしても介護保険を利用せず家族介護を受けている人も対象となるのではないか。極端な話、要介護5の方であっても介護保険サービスを受けていない人は対象となり、「健康に配慮し、介護予防に取り組んでいる高齢者に対する報奨」という事業の目的と乖離することになる。
②結果として、介護保険サービスを利用しないことを推奨することにならないか。

福祉長寿課は、

①「健康な方の抽出の方法として、介護保険サービスを利用していないという基準で制度設計を行いましたが、再度研究させていただきたい」
②「そうした意図はない」

と言っていました。

その後、「座間市いきいき高齢者応援事業実施要綱」が策定されましたので、それを見てみると、対象者については、

「以下の各号に該当し、本市の介護保険サービスを満85歳となった日又は当該日以降最後に介護保険サービスを利用した日から起算して引き続き5年、10年又は15年利用していない者」
1)満90歳以上であること
2)本市に引き続き5年以上住所を有する者
3)本市の介護保険被保険者で、介護保険料の滞納がない者
4)基準日以前1年間に90日以上の連続した長期入院がない者
5)その他市長が定める事項を満たす者

この要綱を見る限りでは、昨年9月議会時の当局の説明と変わっていません。しかし、「5)その他市長が定める事項を満たす者」に基づいて、該当者が市へ提出する「申出書」には、「最低限の身の回りのことを自ら行い、家族その他の者からの介護を受けていない」ということが盛り込まれています。

Img048


この要綱での対象者の規定は、大きく二つの問題があると思います。

一つは、法制上の問題。要綱は行政の内部的規範あるいは基準ではあり、議会の議決も必要としませんが、この事業において「健康な高齢者」を規定する「身の回りのことを自ら行い、家族介護等を受けていない」というけっこう大事な基準を条文上明記せず、「その他市長の定める事項」の中に入れていること。1)~5)までの各号に追加して明記すればよいものをなぜわかりにくくするのでしょうか?

二つ目は、「最低限身の回りの・・・・・」という基準の妥当性も問題。これは、申請者が自分で「○」をつけるようになっていますので、客観的基準とは言えません。また、実際に申請される方も悩むのではないでしょうか。90歳以上の高齢者の方ですから、どこまでを「身の回りのことを行い」というのか、どこまでを「家族から介護を受けていない」と言えるのかということです。

もし、客観的な基準を明確にするならば、要介護認定をその基準とするしかありません。

ただ、私はこの事業の根本的な問題は、やはり「介護保険サービスを利用していない人」に限定していることにあると思っています。90歳以上の高齢者が対象であるわけですから、ある意味で介護保険サービスを使っていても使っていなくても、日常生活上なんらかの「介護」や「援助」は当たり前ではないでしょうか。また、介護保険サービスを利用しながら介護予防に努め、介護度をあげないようにがんばっておられる方もいらっしゃいます。というか、介護予防給付というのはそのためのものだったのではないでしょうか。

どうも事業の目的・意図が、市当局は否定をしましたが、やはり「介護保険を使わない人」⇒「介護保険財政に負担をかけない人」⇒「市の財政に負担をかけない人」を「報奨」するということにあるように思われてなりません。

だからこそ、そのことを表向きは否定して、「健康な90歳以上の高齢者」としたものの、その客観的基準を示すことができないという事態になっているのではないでしょうか。

| | トラックバック (0)

2015年2月12日 (木)

「戦争がないと生きていけない国へ」?!

安倍政権は、2月10日これまでの「政府開発援助(ODA)大綱」を見直し、「開発協力大綱」を閣議決定しましたが、これまでの「非軍事的援助」から、軍事援助に道を拓くものへと大きく舵を切りました。

具体的には、旧大綱の

「軍事的用途および国際紛争助長への使用を回避する」(2003年改訂)

という大原則がはずされ、軍への援助について、

「実質的意義に着目し、個別具体的に検討する」(新大綱)

と何をいっているのかわけのわからない表現で、援助対象を軍関係に拡大したわけです。

昨年4月には、武器輸出3原則の破棄による武器輸出の解禁、さらに昨年12月には、

「国が“武器輸出”企業を支援… 低金利融資などで軍需産業化か」
http://www.at-douga.com/?p=12760

Photo

そして、今回のODA大綱の変更による軍への援助解禁となったわけです。

アベノミクスなるものの「3本の矢」=金融緩和、公共投資、成長戦略。この中で、「成長戦略って何?」ということが言われて久しいものですが、結局、こうした「武器輸出」が「成長戦略」ということなのでしょうか。

古賀茂明氏が指摘するように「戦争ができる国」のみならず、「戦争が無いと生きていけない国」への可能性は大。確かに、軍事産業の国内需要は予算枠によって規定されますが、「紛争国」への輸出産業としての需要拡大は可能ですものね。となると、中東での軍事的緊張・衝突は、「軍事産業の需要拡大のチャンス」なんてことになりかねませんし、今回の安倍首相の「中東外交」の意図が明らかになってくるように感じます。

| | トラックバック (0)

2015年2月 7日 (土)

宇都宮記念公園

所用で座間市のお隣大和市へ。用事の合間に訪れたのが「宇都宮記念公園」

Ca3j00172


故宇都宮徳馬先生(元衆議院議員・参議院議員)の自宅敷地の一部(一部というより大部分)をご遺族が大和市へ寄付され、市が整備した公園。
http://www.city.yamato.lg.jp/web/midori/utunomiya.html

Ca3j00142

私が初めて、選挙活動に携わったのは、1980年の衆参ダブル選挙。一度は引退を表明されていた宇都宮徳馬先生が参議院東京選挙区へ出馬・当選した選挙でした。当時私は、21歳の大学生。大学のあった京都から駆けつけ、ボランティアとして参加しました。

この時の参院東京選挙区には、自衛隊制服組のトップの統幕議長だった栗栖弘臣氏が出馬。栗栖氏は、「自衛隊の指揮官が有事の際には、超法規的行動に出ることはありえる」という「超法規発言」を行い事実上解任された(1978年)後の立候補。「平和の宇都宮か、有事立法の栗栖か」という争点の選挙でした。

一方、宇都宮先生は、長く自民党内のリベラル派として活躍し、アジア・アフリカ諸国との友好や民主化運動を支援。ロッキード事件では自民党の体質に抗議して自民党を離党。今の自民党からは考えられないような活動をされておられた方です。

この選挙では、宇都宮先生は当選。一方栗栖氏は落選。その後宇都宮先生は、私財を投入して「宇都宮軍縮研究室」を設立、月刊誌「軍縮問題資料」を創刊、さらには超党派の「国際軍縮促進議員連盟」の創設に尽力されました。

Photo_2


おわかりの通り私が、政治家で唯一「先生」と呼ぶのは宇都宮先生だけ。亡くなられたのは、私の2期目選挙の前、2000年の夏。その時以来の宇都宮邸でした。

パレスチナ解放運動への支援をはじめ、アラブ諸国との友好関係を築く、中東外交へ多大な影響を与えた政治家の一人でもある宇都宮先生。この日本の「財産」をメチャクチャにした安倍「外交」。先生がご存命だったら、この日本と世界の現状についてなんとおっしゃるだろうか、と考えざるを得ません。

「黎明の光は少数派だが、その少数派がふえることによって世の中は、確実に明るくなって行く」(宇都宮徳馬)

反骨のリベラリスト宇都宮徳馬先生のこの言葉をもう一度かみしめて、私も前に進んでいきたいと思います。

Photo

| | トラックバック (0)

2015年2月 4日 (水)

I am not Abeの真意とは

アベ政権の本質を言い当てているように思います。

「憎悪と恐怖が煽られ、偽りの正義が膨らんでいく」
“I am not Abe”発言の真意とは
元経産官僚・古賀茂明氏に聞く

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/229813

Photo

| | トラックバック (0)

2015年2月 2日 (月)

市政報告会&意見交換会を開催しました。

昨日は、「おきなが明久市政報告会&意見交換会」を開催しました。

今回はゲストなしで、特に意見交換の時間を多めにとって、参加された皆さん方からのご意見をお聞きしたいと思っていましたが、まあ、出るわ、出るわ。みなさん方からいろんなご意見や思いが、堰を切ったように出てきました。

・年末の衆院選挙のこと
・安倍政権・アベノミクスに対する批判
・「イスラム国」による人質事件と日本政府の中東外交
・沖縄辺野古新基地建設
・高齢者介護における施設サービスと地域密着サービスの評価
・公共事業の入札問題と地元建設業者の疲弊
・・・・・・。

とても1時間半の意見交換の時間では収まりきれないほど。発言したくても、時間がなくて発言できなかった方もおられたようです。

ともあれ、私もいろいろと課題をいただきましたので、今後の活動に活かしていきたいと思います。

_dsc00382

| | トラックバック (0)

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »