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2010年7月16日 (金)

勝者なき戦い

参議院選挙が終わり、久しぶりの書き込みとなりました。今回は、1人区の選挙区へ応援。残念ながら今回私が応援した選挙区候補者も比例区候補者も当選を果たすことができませんでした。

選挙後、3日ほど実家の福岡に立ち寄り、一昨日戻ってきました。(ご承知のとおり福岡をはじめ北部九州は、大変な集中豪雨でほとんど出歩くことはできませんでしたが、体の静養にはなりました)

さて、選挙結果ですが、やっぱり「勝者なき戦い」とでも言うべきでしょうか。知り合いの自民党県議の方が、ブログでこんなことを書いていました。

熱い夏の戦いとなった参院選。自民党は改選第一党となって勝利したような、
あるいは民主党の大敗といったことになっているが・・・決してそんなことは無い

全国の地方区で獲得した両党の票を合計すると
自民党19,496,083票
民主党22,756,000票

比例区では
自民党14,071,671票
民主党18,450,141票

となる。当選議員の数では自民党が勝ったが、それは複数候補を擁立した民主党の
選挙戦略の誤りであり、票の獲得総数では明らかに民主党が勝利している。つまり
自民党の方は“負けた”のだし、決して勝ったような気になって浮かれてはならない。

民主党が敗北したことは明らかですが、では自民党が勝ったのかと言えば、このブログの筆者のおっしゃる通りだと思います。あえて付け加えれば、私自身は、「複数候補を擁立した民主党の選挙戦略の誤り」ではなく、実質的な「自・公選挙協力」による選挙区、特に1人区民主8VS自民21が決定的な議席数の差になったと思います。(現に神奈川選挙区でも、民主党が1人に絞っていたとしても当選者数は変わりませんし、他でも民主共倒れという選挙区はなかったと思います)

あと不思議な現象だと思ったのは、消費税増税と投票行動との関係。私が応援に入っていた選挙区の出口調査では、消費税増税への賛否は、概ね6割が反対、4割が賛成。民主党の候補者へ投票した人の内訳では、反対が4割、賛成が6割。一方、自民党候補へ投票した人の内訳では、逆に反対が6割、賛成が4割となっていました。つまり、消費税増税に反対している人の多くが、今回の選挙で「消費税10%」を公約として掲げている自民に投票しているわけです。

有権者にとっては、ある意味「選択肢のない」「希望を見出せない」選挙だったのかもしれませんし、そういった意味で「勝者なき」選挙だったのではないでしょうか。

今回民主党が敗北した1人区は、いわゆる「地方」。雇用も、生活も厳しいのは言を待ちません。そうした中で、選挙前の菅首相の「強い経済、強い財政、強い社会保障」は、私も感覚的には「消費税増税」=「強い財政」としか伝わってきませんでした。「強い財政」の源泉は、所得税などの累進性の強化(大金持ち増税)による所得再分配に依らなければ、「強い社会保障」は、絵空事になるでしょう。

政権交代の果実を国民が失わないためには、政治の基本中の基本である「どのように税金を集めて、何のために使うのか」が問われてくると思います。

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