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2007年2月 5日 (月)

愛知知事選 雑感

もうご存じのことと思いますが、愛知知事選の開票結果

石田 よしひろ(前犬山市長 民主、社民、国民新党、市民の党推薦)
 1.355.713票   
神田 真秋(前知事 自民、公明推薦)
 1.424.761票
阿部 精六(元県労連議長 共産推薦)
  160.827票

投票日一週間前の世論調査では、「神田候補(自・公推薦)がやや先行」という表現でしたが、開票後の新聞記事では「その差は約10ポイント」(相対得票率ならばその差約25万票)だったようで、順当にそのまま行けば自・公推薦候補の圧勝となるはず。ところが蓋を開けてみると、投票率は前回(与野党相乗り選挙)38.91%より13.2ポイントも上昇52.11%。票差はわずか約7万票。

この結果から「与党推薦候補が接戦制す」「柳沢発言響く」というのが新聞記事風の見出しでしょうが、実際に応援に入った実感からすると、確かにそうですけれど、少し表面的に感じてしまいます。

まずは「柳沢発言」。投票行動(投票率、野党候補の得票)に影響したことは間違いないと思います。そのことが顕著に表れたのが、年代別投票内訳。朝日新聞出口調査によると

     神田   石田   阿部

20代  39%   52%   8%
30代  39%   55%   6%
40代  42%   54%   4%
50代  44%   49%   4%
60代  52%   43%   5%
70代~ 65%   31%   4%

20代と30代では、野党候補の石田氏が圧倒。50代まで勝っています。子育て世代、しかも投票率が高くない世代で石田氏の得票が上回ったというのは、明らかにあの「発言」の影響でしょう。(60代と70代以上でしか神田氏は勝っていないのですが、これは年齢が高いほど投票率が高いということ)

    
しかし、私の感覚ではどちらかと言えばあの「発言」は「きっかけ」。柳澤発言を「きっかけ」に自・公政権への批判票が、揺り動かされ、若年~中年層の投票率が上昇、野党推薦候補への投票になったという感じです。もちろんとんでもない「発言」ですが、この問題に限らず、この間の格差・負担増問題を始め、全般的な自・公政治へのアンチと言えるのではないでしょうか。

一方で、こうした選挙後半で有利な局面を迎えたのになぜ野党推薦候補は勝てなかったのか。私の実感では、急速に自民党支持が低下しているのはわかりました。ところが、本来ならそれが野党第一党である民主党支持へいくはずなのですが、民主党支持層が増えているという実感はありませんでした。増えていると感じたのは支持政党なし層です。ここに今回の愛知知事選での野党推薦候補敗北の要因があるのではないでしょうか。

愛知は「民主党王国」と称される地。労働組合=連合も「全国最強の地」でしょう。その愛知で、この局面で、民主党支持層が増えないというところに、この選挙に対する民主党の「姿勢」が問われるところでしょう。(もちろんこの選挙で一生懸命頑張っていた民主党国会議員の選挙区は、ちゃんと勝ってますけどね)

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