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2006年6月27日 (火)

「介護の社会化」だったんじゃないの?

今日は、介護保険を考える会の会合に参加。2000年に介護保険制度がスタートする前から活動を開始し、足かけ7年になるこの会。今年は、市の生涯学習自主講座に応募。この秋に連続講座を予定しており、その打ち合わせが行われました。内容的には、4月からスタートした改訂介護保険の中身を検証していくものになりそうです。

大幅な見直しというか、改悪が行われた介護保険。厚生労働省に言わせれば、コンセプトは「持続可能な制度」だそうです。ある意味、端的に本質を突いていると私も思います。つまり厚労省の官僚の頭にあるのは、「制度の持続可能性」であって、「介護対象者の持続可能性」ではありません。制度を「持続」させるため、様々な給付削減、抑制措置がとられています。軽介護度者のために新設された「介護予防給付」については、「ケアマネ難民」という表現で、現場の混乱が新聞などで報道されていますが、6月の一般質問では、問題の一つとして「滞在型」ヘルパー派遣が実質上不可能になったことを取り上げました。

滞在型ヘルパー派遣については、昨年座間市が実施したアンケート調査の中でも、全身性マヒの方や認知症の方の介護にあたっている方々からの意見としても上がっています。一定の時間、見守りと必要な身体介護があれば、家族介護の負担を軽減できるのですが、改悪介護保険法では、滞在型ヘルパー派遣を実質的には無くすような措置がとられています。

具体的には、身体介護の介護報酬は、これまで1時間約4000円。30分延長すると約2000円が介護報酬として事業者に支払われていました。これが今年4月からは、1時間以上になると、30分ごとに加算される介護報酬は、わずか約830円。つまり、事業者からすれば1時間以上の身体介護は、やればやるほど損をすることになるわけですから、事業者は滞在型の介護を拒否する可能性が高くなるわけです。

ほんとに厚労省のやり方はきたないというか、「給付費抑制」のために滞在型は、事業者が実質的にできないように誘導したのです。でもこれでは、全身性マヒの方や認知症の方はほぼ24時間家族介護なしには、在宅では不可能ということになります。

そもそも介護保険がスタートした時に、今回の改悪を行った厚労省官僚はなんと言っていたのか。売り文句は「家族介護から介護の社会化」「選択性のあるサービス」「地方自治の試金石」だったはず。ところが制度スタートから5年たって明らかになった実態は、「家族介護を前提としたサービス」「選べないサービス」「自治体の裁量のない政省令でのしばり」です。

介護対象者・介護者の苦闘を「力」にしなければなりません。

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2006年6月23日 (金)

司令部移転反対決議

今日は、市議会6月定例会最終日。当局提案議案、議員提出議案の採決が行われ、私が提案者となった「キャンプ座間への米陸軍新司令部並びに陸上自衛隊中央即応集団司令部の移転に反対する決議」が賛成多数で可決されました。賛否は以下の通りです。

賛成:23人(市民連合2人、政和会9人、市政クラブ4人、公明党3人、共産党3人、無会派2人)

反対:2人(自民党明政会)

「本市議会が一貫して表明してきた基地強化・恒久化阻止の立場からして、今回の最終報告は到底容認できない」と、市議会として最終報告に対して明確な意志表示をすることが出来ました。ただ全会一致にならなかったのは残念ですが。(自民党明政会の立場は、「米軍司令部は反対だが、自衛隊司令部は賛成」と思われる)

もう一つ注目すべき議案としては、「いっぺい窪保全についての請願」が全員賛成で可決されました。「いっぺい窪」とは、市内南栗原にあるホタルの生息地。目久尻川の流域で残り少なくなった湧水があり、わさび田もあります。現在は民有地なのですが、地主さんのご好意で、貴重な自然環境が保持されているのですが、もし相続などが発生した場合、地主さんが維持できない可能性もあり、市が積極的に保全策をとるようにと約12000人にものぼる請願署名が寄せられていました。

今回請願が可決されたことは、誠に喜ばしいことですが、さらに議会運営上思わぬ副産物が生まれました。というのは、議会請願の場合、必ず「紹介議員」というのが付きます。この「紹介議員」が、なんと請願署名にも署名していた、つまり議員が「請願人」にもなっていたことが、一昨日の議会運営委員会で判明したのです。議会運営委員会では、その事について不問。「不適切だとして退席するかどうかは、当該の各議員の判断」という結論になったそうで、現に京免康彦議員(政和会)、小野たづ子議員(公明党)、牧嶋とよ子議員(無会派)の3名は、請願人でもあり、紹介議員でもありますが採決に参加されておられました。

この判断には驚きました。要するに座間市議会では、議員が請願人となることを認めたことになるからです。つまり、例えば私が請願を提出して、紹介議員にもなり、採決に加わることができるということです。まさに画期的なローカルルールです。

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2006年6月21日 (水)

日産座間記念庫

日産座間事業所出身(現在も社員でいらっしゃるかもしれませんが)の沖本こうじ議員の計らいで、議員を対象とした日産座間記念庫の見学会が行われました。この記念庫には戦前のものから、初代スカイライン、サニー、さらにはレースカーと日産自動車の歴代の車両200台以上が保管されています。まさにモーターファンなら垂涎もの。(現に私に「これはいついつのレースに出たもの」とか喜々として説明をしてくれた竹市議員などは、何かに取り憑かれたように、ブツブツ独り言を言いながら走り回るという非常にあやしい行動をとっていました)

この記念庫を一般公開してもらい、座間の観光スポットにできればという提案が、複数の議員から出され、今回の見学会となったわけです。しかし、対応された座間事業所の方のお話を聞くと、なかなかむずかしいかなというのが私の率直な感想です。

一般公開となると、展示のためのイニシアルコスト、セキュリティや接客のための人員配置を始めとしたランニングコストがかかりますし、入場料など収益とのバランスを考えると、採算がとれるのかどうか?という話になるのは、企業として当然でしょう。日産側も横浜みなとみらい地区へ本社を移転する際に、本社に記念庫を併設することを検討したが、だめだったようですが、確かにみなとみらい地区なら集客力からして採算がとれる可能性はあるでしょうが、でも座間ではねえ。

もし座間で現実性があるとしたら、現在新車・中古車などの展示会場になっている「カレスト座間」に隣接する形なら、けっこうな集客力は見込める可能性はあるでしょう。しかし、座間事業所の再編で、隣接する地区は、バンテック社に売却され、記念庫は第2地区というカレスト座間から切り離された所に移転するそうですから、その場所での一般公開は、なかなかむずかしいのではないでしょうか。

でも、車にそんなに興味のない私でも、歴代の車をみると、「この頃は、あ~だった」とか、感慨にふけるものです。特に20代の時に知人から譲り受けて乗っていたことがあるケンメリスカイラインを見た時は、ほんとに懐かしくなりました。

060621kc330052 (たぶん)初代スカイライン(うろ覚えなので間違っていれば申しわけありません)

060621kc330053 (たぶん)初代シルビア

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2006年6月20日 (火)

座間子どもの家保育園

市内の民間保育園の一つである「座間子どもの家保育園」の新園舎竣工にともなう内覧会があり、行ってきました。これまでの同保育園の定員は、70名ですが、新園舎完成によって100名に。また、一時保育、休日保育、特定保育などの特別事業に対応する設備も整備されました。

060620kc330046 新園舎は、子どもにとって安全な環境への配慮が行き届いているようで、床や壁には国産杉が、上壁には珪藻土とチャフローズ(高熱処理の貝粉)が使われています。また、広いオープンスペースや陽当たりいいお昼寝部屋、畳敷きの医務室など、保育環境もなかなかのものです。総工費は約2億3000万円、そのうち約1億2600万円余を座間市が補助しています。

060620kc330047 保育園側の良い意味での「こだわり」が、随所に見られる新園舎でしたが、ついつい対比してしまうのが、公立保育園の園舎の現状。老朽化した園舎が数多く見られます。これらの大規模改修または改築が求められるところです。

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2006年6月16日 (金)

基地対策特別委員会

今日は、基地対策特別委員会。当局からの主な報告事項(3月~6月)は、

1)軽油流失事故(キャンプ座間)
2)軽油再流失事故(キャンプ座間)
3)教育委員会による中間・期末テスト時期の飛行自粛要請(厚木基地)
4)NLP(夜間連続離発着訓練)の中止要請
5)騒音軽減措置(夜間22:00~6:00飛行制限)遵守要請(厚木基地)
6)米軍機の安全管理の徹底について(脱出用ハッチ落下事件)の要請(厚木基地)
7)米軍人による公務執行妨害事件(公務執行妨害・器物破損)についての要請(厚木基地)

前回の基地対策特別委から、わずか3ヶ月ですが、鳩川に大量の軽油を流失させるわ、NLPのみならず、夜中の1時、2時でも戦闘機の爆音を轟かせるわ、軍用機からハッチを落とすわ、酔っぱらって暴れるわ、まあとにかく米軍基地関係の事件・事故が絶えません。

特に気にかかったのが、軽油流出事件。3月24日基地内にある焼却炉へ油を供給する地下パイプの亀裂から約7500㍑(推定)が流出。遊水池機能をもつため池を通じて鳩川へ流れ出たものですが、オイルフェンスなど対策をとったものの、4月12日雨でため池がオーバーフロー、再度鳩川に流出しています。

座間市と相模原市は、基地司令官に対して土壌の浄化などの対策を求めていますが、「どのような土壌浄化策をとっているのか」「日本の環境基準に適合させる措置か」「措置の内容は報告されたのか」という質問に、「わかりません」「まだ報告はありません」という答弁。

キャンプ座間の土壌汚染は、地下水を主要水源としている本市の水道事業への影響が心配されます。流出場所が尾根の東側であれば第3水源への影響、西側であれば番神水などの湧水群や相模川流域の浅井戸への影響が考えられます。

先日視察に行った沖縄・嘉手納町では、1960年代戦闘機燃料油によって井戸水が汚染され、「燃える井戸」が出現したということを聞きましたが、今度は座間で「燃える水道水」なんてことになるのはゴメンです。

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2006年6月14日 (水)

教育福祉常任委員会

今日は、教育福祉常任委員会。審査の間に、いくつかの現地視察が行われました。

060617jidou 一つは、立野台小学校の空き教室を活用した児童ホーム(学童保育)。昨年5月に開設された市内11番目の児童ホーム。これで市内小学校12校中、すべての小学校区に児童ホームができました。空き教室(教育委員会はけっして「空き教室」という名称を使いません。「余裕教室」だそうです)活用は、初めてですが保護者の方々の反応も好評のようです。今年は、現在子育て支援センターも入っている東原のサンホープで、12番目の児童ホームが開設される予定ですが、未だ待機児童が多い、相東小、さがみ野小エリアでの開設が待たれます。

060614taiikukan 二つ目は、立野台小学校の屋内運動場の「塗り床」。市内小学校12校の内、フローリングではなく、固い「塗り床」は立野台小と相模が丘小の2校。現在、震災時には避難所となる屋内運動場の耐震化が進められていますが、それと合わせたフローリングへの改修が必要です。

060614kyushoku 三つ目は、学校給食の試食。今日の食器は、アルマイト食器からの転換のため、試行品でしたが、栄養士さんからも「今どきアルマイト食器を使っているのは座間ぐらい。早く変えてあげてほしい」と強い要望がありました。

060614kiyokawa 四つ目は、座間市のキャンプ、バンガロー施設である清川自然の村で、県から指導を受けた廃棄物処理問題。キャンプファイヤーや野外調理で発生した木の燃え殻を敷地内に埋立処分していたのが、事業者の適正処理に違反するとして、その是正が指示しれています。この問題、不適正処理という指摘は確かにそうですが、それ以外の要素があるようです。県への匿名の通報によって県が立ち入り調査して、指導が入ったわけですが、背景には隣接するキャンプ場民間業者との長年の「トラブル」がありそうです。

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2006年6月 9日 (金)

本多愛男前市長逝く

今日は、市議会一般質問2日目。私も質問に立ちました。テーマは1)米軍再編ー基地対策について 2)介護保険ー高齢者福祉について 3)国際交流についての3点。具体的ななかみは、またの機会にでも報告します。

夕方、議会終了後、本多愛男前市長のお通夜に参列しました。私が初当選した時には、現在の星野市長でしたから、議会で直接相見えることはなかったのですが、私にとって印象深いのは、昨年の11/18「基地強化・恒久化反対 市民大集会」での訴え。

また、来賓あいさつで本多前市長は、キャンプ座間への自衛隊移駐について、1971年当時の状況を説明。当時町をあげて(当時は座間町)反対運動をする中で、「覚書き」は、”苦渋の選択”であったこと。キャンプ座間への自衛隊の移駐が、”アメリカから日本への基地返還につながるかもしれない”という気持ちがあったことを吐露し、「国の土俵にのるではなく、覚書きをどうするのかという土俵で戦うべきだ」と結びました。(2005年11/19付 おきなが明久ウェブログ)

今回の米軍再編で、米陸軍新司令部と陸自新司令部の移転を押し付けられようとしている今、本多前市長の発言は、まさに示唆に富むものでした。再び本市が、「苦渋の選択」でこれらの移転を受け入れるようなことがあってはなりません。「将来のために、仕方ないと妥協する」のではなく、「将来のために、今なんとしてもくい止める」ことが必要なんです。ですよね、市長!

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2006年6月 6日 (火)

高齢者の政治不信

ここ数日、立川市議選に立候補予定の市民の党現職候補の応援に行っていました。支持依頼の活動で感じたのは、「高齢者の政治不信」です。理由は、高齢者への増税。高齢者控除の廃止や人的非課税の撤廃によって、これまで住民税非課税であった人が、年金収入は変わらないにも係わらず、課税対象者になったこと。(年金収入のみの場合所得155万円が分岐点)

課税対象者となると、住民税が課税されるだけでなく、介護保険料、国民健康保険料(税)など、さまざまな分野で負担強化になってしまいます。政府の税制改悪によってこうなったわけですが、「寝耳に水」の高齢者の方が多く、「年金は増えないのになんで?!」「もう選挙なんて行きたくない!」という声が少なからずありました。

これまで政治不信から投票率が低下する中でも、投票率はよかった高齢者層ですが、ここに来て一気に不信が広がっている感じです。高齢者も、若者も、現役世代も「今」と「将来」に希望の持てる政治の力が求められているでしょう。来年は、統一地方選と参議院選が間違いなくあります。政治不信から、棄権するのは危険。「一票」の力で、政権交代への展望を切り開くことです。

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2006年6月 2日 (金)

詐欺師国会

「思想を処罰することはできない」「実行行為を裁く」
これは戦前の治安維持法の反省を下に築いてきた刑法上の原則だと思っていました。ところが、準備行為すらしていなくても「合意」してさえ言えば「犯罪」となる、これが昨日今日と国会でスッタモンダしている「共謀罪」。

会期延長がないとされる今国会で、継続審議かと言われていたのが、急転直下、昨晩のニュースでは、「自民党が民主党案丸のみか?」と報道されていましたが、さすがに民主党もこれには待ったをかけ、再び今国会での成立は無理という状況になっているようです。

まあ、そりゃそうでしょ。いくら自分らの案に自民党がのると言われても、「次の国会ではすぐに改正する」とか言われれば、「ゴール共謀罪ーアシスト民主党」いうことになってしまいますからねえ。

福島瑞穂社民党首が「民主党が自民党の”詐欺商法”にひっかからなくてよかった」とコメントしていましたが、確かにその通り。でも、「詐欺行為をやりますよ」といってモノを売りつける詐欺師もマヌケなものです。

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